会社情報

Company

ご挨拶

GREETING
漬物の素専門メーカーとして55年

1963年、創業者有賀文男が漬物の素専門メーカーを立ち上げました。
当時信州では野沢漬けをはじめとする漬物文化が生活の一部であり地元の生活に密着した食品を開発する企業として成長しました。
しかしならが、食生活の変化、減塩運動などもあり漬物業界の全国市場がここ30年で5000億円から3000億円と40%も減少し、漬物離れが大きく進み、当社の漬物の素の販売も大きく影響を受けました。

事業が思うようにいかない中、当社の存在意義はなんだろうと2代目の私は何度も考えましたがなかなか定義することは難しく困り果てましたが、働くひとの幸せと地域への貢献が最も重要でありそれ以外はないと決断し、『全従業員の物心両面の幸福を追求する。わくわく食体験を開発して社会に貢献する』を弊社の理念としました。

理念を決めると不思議と勇気と挑戦意欲が湧いてきました。
まずは従業員のために仕事をとってこようと思いとにかく多くの人と出会い新たな機会を探し続けました。漬物の素専門メーカーとして55年がたった2018年ナッツの充填(袋詰め)の仕事との出会いがありました。頂いた仕事はとにかく丁寧に誠実に行おうと決め一生懸命製造に励みました。
従業員の丁寧な仕事が認められ、2年後に自社で焙煎するという機会頂をきました。

ナッツの直火焙煎開始

2020年春コロナが全国を蔓延し始めた頃でした。
新たな事業を始めるのに人も集まりません。
ましてやナッツを焙煎する職人などいるはずもありません。
そこに夫婦で働きたいという方が紹介されて来ました。
ナッツの仕事の経験はありません。
旦那さんが若年性認知症でコロナ禍の中働くところもなく困り果てていた夫婦の表情を見て、一緒に頑張りましょうと新たな事業に挑戦をしました。
不安がないと言ったら嘘になります。
このとき勇気をくれたのが当社の理念でした。

従業員の幸福の追求、これを実現するためにこの夫婦を幸せにしようと必死になってナッツの直火焙煎を始めました。
焙煎温度と時間を計測し、味の確認は従業員が協力し、おいしいナッツをお客様に届けようと一致団結して生産を開始しました。
丁寧に直火焙煎したナッツの香りと従業員を幸せにしようという気持ちが風に乗って全国に広がっていきます。

地元の小売店のプライベートブランドに選ばれ、つぎに地元箕輪町のふるさと納税返礼品に選ばれました。また通販でも人気が出て来ました。
特にふるさと納税返礼品では大人気商品となり、ミックスナッツ部門において全国上位にランクイン!
おかげさまで町への寄付額が3億円に達し、社会貢献できる会社へと進化していきました。
ここでも理念の力の風が吹いたように感じました。

創業60周年、弊社の存在意義は『わくわく食体験を開発し社会に貢献する』

弊社のある箕輪町は昭和50年代酪農家が120軒もあり酪農の町としても栄えていました。
時代の変化に伴い酪農家が大幅に減少し今では10軒足らずの状況です。

そこでこの地域の牛乳を使ってなんとか食品を開発しようと2022年7月から新プロジェクトを開始しました。
弊社の人気ナッツのピスタチオやアーモンドと地元の酪農家の牛乳を使ってジェラート作りに挑戦しました。
全くの素人であったにもかかわらずこの事業でもいくつかの不思議なご縁に恵まれ短期間で商品化に成功しました。
2023年8月から町のふるさと納税返礼品として出品し酪農家支援につなげています。

『わくわく食体験を開発して社会に貢献する』が進化した出来事です。
このように当社は理念を軸に従業員の幸福を追求しながら、わくわく食体験開発して社会に貢献することを目標として日々新たなことに挑戦をしております。

全従業員の物心両面の幸福を追求する
わくわく食体験を開発して社会に貢献する
創業61年目を迎えて「100年企業」になるために

弊社の理念を全従業員で磨き続け、より地域社会に貢献できる企業に進化することが最も大切なことです。地域の皆様そして弊社の食品を食べて頂く皆様の幸せを願いながら、日々精進致します。
引き続き変わらぬご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

2代目代表取締役社長 有賀哲哉

会社概要

OUTLINE
会社名
ニチノウ食品株式会社
設立
昭和38年(1963年)11月1日
資本金
2,000万円
代表者
代表取締役社長 有賀 哲哉
事業内容
漬物の素の製造販売、わくわく食体験の開発、産直応援
本社所在地
〒399-4601
長野県上伊那郡箕輪町中箕輪9382番地
お問い合わせ先
〒399-4605
長野県上伊那郡箕輪町中曽根397-1
電話 0265-79-2561
FAX 0265-79-6922
グループ企業
日本農産種苗株式会社
株式会社ニチノウシュプロス

沿革

HISTORY
1963年
日農食品(株)創立
唐辛子発売
1965年
なす漬の素発売
1968年
ぬか漬の素発売
キムチの素発売
さっぱり漬の素発売
あさ漬なすの素発売
1973年
野沢菜漬の素発売
たくあん漬の素発売
からし漬の素発売
1977年
パリット漬の素発売
たかな漬の素発売
1981年
あさ漬白菜、大根発売
1992年
沢庵漬ぬか発売
2003年
信州さっぱり漬の素発売
2006年
有賀哲哉社長就任
2012年
中曽根工場の竣工
2015年
おつまみ畑シリーズ発売
2016年
いちごジャム・りんごジャムの素発売
2017年
品質管理 JFS-B取得(松島・中曽根工場)
2018年
ナッツ事業開始 (松島工場)
2020年
ナッツ直火焙煎開始
ナッツ用高速充填機導入
2021年
ふるさと納税返礼品 ミックスナッツ提供
有機JAS認証取得 (松島工場)
2022年
有機ナッツ・有機オートミール製造
2023年
アイスクリーム類製造業許可取得(中曽根工場)
地元牛乳とナッツを使ったジェラート発売