Company 信州から「わくわくする食体験」をお届けします。
会社案内
弊社は、ニチノウの野菜の種子をご愛用頂いている皆様に、より美味しい野菜を召上っていただけるよう漬物の素を研究開発するところから始まりました。現在は、ご家庭で親子一緒なって作る・食べる・会話するなど、食を通じて得られる体験から “わくわく” を感じられる商品の研究開発に取り組んでいます。「わくわく食体験を開発する」これを実現することで、お客さまの喜びを作り出していく企業へと成長を続けていきます。
ごあいさつ
漬物の素専門メーカーとして52年目。
2代目の私は大きな決断をしました。
漬物業界の市場がここ20年で5000億円から3000億円と40%も減少しています。漬物離れが大きく進んでいるということです。もちろん当社の漬物の素の販売も影響を受けています。
長野県といえば野沢漬。
当社でも長年野沢菜漬の素を販売して地域の方々に愛されてきました。近年では「残ってしまうから今年は漬ける量を減らそうかな。」「もう歳だから漬けるのをやめようかな」という声を聞くようになりました。とても残念ですがそれが現実です。『家族団らん自家製の漬物で食事を楽しむ』というお手伝いをしてきた当社の意義は何だろうと考えるようになりました。
産地直売所の取引が徐々に増えてきた2014年の春
全国の産地直売所情報サイト『産直ごーごー』を立ち上げました。インターネットを利用して直売所の集客のお手伝いです。また新鮮な野菜の横に当社商品を置かせていただき、野菜が売れ、漬物の素が売れる、お客様、直売所さん、当社、三方よしの精神で仕事をしてきました。あるとき直売所の店長さんから冬の時期には人が少なく売上も上がらなくて困っているとの相談を受けました。売り場を見ると地元の野菜は少なく、果物が並んでいました。『果物を使って人が喜ぶ商品はできないだろうか』何回もの試行錯誤の末、2016年4月、『5分でできる、いちごジャムの素』の商品化に成功しました。直売所の皆さんそして一般消費者の方々にモニターとして試食いただきました。多くのお客さんから、試食の感想を頂きました。その中でも、『子供と一緒にわくわくしてジャムが作れた。家族みんなで美味しく頂いた。ありがとうございました。』という感謝の言葉を頂いたときに、そうだこれこそが当社が目指していく事業であると気がつきました。
『わくわく食体験を開発すること』それが我々の事業の意義です。
現在当社は新たなステージに立ち、漬物の素以外の商品開発に挑戦しています。お客さんがわくわくして調理し、わくわくして食事をする体験を開発する企業を目指しています。わくわくからは笑顔がこぼれます。従業員もお客様の声にわくわくしながら、そして新しい商品にわくわくしながら開発を進めています。
私が決断したことは、『わくわくを伝える企業に成長していくこと』です。
企業理念
全従業員の物心両面の幸福を追求する
わくわく食体験を開発して社会に貢献する
2016年4月
ニチノウ食品株式会社
代表取締役社長 有賀哲哉
会社概要
会社名 | ニチノウ食品株式会社 |
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設立 | 昭和38年(1963年)11月1日 |
資本金 | 2,000万円 |
代表者 | 代表取締役社長 有賀 哲哉 |
事業内容 | 漬物の素の製造販売、わくわく食体験の開発、産直応援 |
本社所在地 | 〒399-4601 長野県上伊那郡箕輪町中箕輪9382番地 |
お問い合わせ先 | 〒399-4605 長野県上伊那郡箕輪町中曽根397-1 電話 0265-79-2561 FAX 0265-79-6922 |
グループ企業 | 日本農産種苗株式会社 株式会社ニチノウシュプロス |
沿革
昭和38年 | 日農食品(株)設立 |
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平成18年 | 有賀哲哉 代表取締役就任 |
平成24年 | 新工場設立(中曽根工場) |
平成26年 | 産直応援サイト『産直ごーごー』開設 |
平成29年 | 松島/中曽根両工場が JFS-E-B 規格の適合証明を受ける |
令和2年 | ナッツの直火焙煎設備を導入 |
事業案内
●漬物の素部門
野菜本来のおいしさを引き立てる「徳用さっぱり漬」、なすを色よく味よく漬けることができる「あさ漬なす」などの浅漬けの素をはじめ、ぬか漬けから保存漬の素まで、新鮮な野菜をご家庭でおいしく食べていただくための商品づくりを行っています。また近年、ご年配の皆さまの漬物離れや若者の共働きなど、以前とは大きく変化しているライフスタイルに合わせ、簡単におつまみを作る素「おつまみ畑」シリーズを発売しました。健康的な野菜のおつまみを簡単に食卓へ加えられる商品として好評を得ています。このように漬物の素部門では、あらゆる世代に向けて新鮮な野菜を手軽においしく食べることのできる商品のご提供を続けていきます。
●わくわく食体験部門
必要なモノのほとんどを手に入れることができるようになった現代では、お客さまは単に“よい商品”を求めるだけでなく、その商品から“得られる体験”に価値を見出すよう変化してきました。当社も「楽しい食体験を食卓に」をテーマに、手作りで作って食べるまでの過程で思わず誰かに伝えたくなるような感動体験が含まれる商品を提供していきたい、そのようにして生まれたのがわくわく食体験部門です。「レンジで簡単 手作りジャムの素」は新鮮な果物を使ったジャムを作って食べるまで、親子一緒になって楽しい体験ができると非常に好評を得ています。これからもお客さまの期待に応えられる“わくわく食体験”の創造に取り組んでいきます。
●産直応援部門
全国の産直を紹介するポータルサイト「産直ごーごー」は、産直の情報や魅力の発信を中心にご当地の特産品を取り入れたオリジナル商品の共同開発などを通じて、産直の集客増加につながる価値を提供しています。現在は産直用商品や新商品のモニターをサイト内で募り、頂いたお客さまのご意見から新たな価値を含む商品や食体験を開発して再び産直へ提案する流れを作り上げました。また、産直フォトコンテストの開催や実際に産直へ訪れたお客さまの声を募集する企画などを通じて、お客さまと産直をつなげるきっかけを提供しております。このように様々な企画を通じて産直から地方を元気にする循環を作り出す部門へと成長を続けています。
工場紹介
確立された品質管理の下「安心・安全」で「おいしい」商品を製造し、お客さまにお届けしています。
2017年7月12日、中曽根・松島両工場にて、一般財団法人 食品安全マネジメント協会(JFSM)が発行する食品安全マネジメント規格「JFS-E-B」に基づいた適合証明を受けました。JFS規格とは、JFSM が発行する日本発の食品安全マネジメントシステムの規格で、両工場ともに3つのレベルのうちの「HACCPの実施を含んだB規格」における適合です。今後もお客さまへ今まで以上に “安心・安全” で “おいしい” 商品をお届けできるよう、全部署全従業員で衛生,品質管理に取り組んでいきます。(認証/適合証明された組織一覧:外部リンク)
2017年7月12日 JFS-Bの認証を受けました
松島工場(左)と中曽根工場(右)の適合証明書
■製造ライン
・ぬか製造ライン
糠漬けに用いられる「米ぬか」は農産物であるために、品質にばらつきが発生しやすいという難しさがあるのが事実です。その難題に対して当社ぬか製造ラインでは、他に類を見ない独自の方法で解決しております。
県内の大型精米所で精米されると同時に発生する米ぬかを、直接自社コンテナに詰めて運搬。そのコンテナから工場内の貯蔵タンクへと外気に触れることなく流し込むという作業を行っています。これらの作業は全て精米当日中に完了させることができるため、品質が高く安定した米ぬか製品の製造を可能としました。
当ラインでは、その名の通り「精米したての米ぬか」を使った製品をお客さまにお届けできるように工夫されています。
外気に触れることなく工場内へぬかを流入
半自動ラインで製品が製造されていきます
・調合製品製造ライン
お客さまに「おいしい」をお届けするためには、製品ごと異なる複数の原料を用いた調合作業を安定して行うことが極めて重要です。しかしそれぞれの原料は温度や湿度に影響を受けやすいものなど、実にさまざまな特徴を持ちます。そのため当ラインのある製造室では、年間通じてあらゆる天候下でも室温や湿度を一定に管理し、安定した製品を製造できる環境づくりが行われています。また当社が規定している、製品製造にとって重要な管理点(重要管理ポイント)には必ず複数人のチェックが入り記録され保管しているため、製品の品質には自信と根拠を持っております。
このように、お客さまに安定した「おいしい」と「安心」をお届けするための製品づくりを確実に実行しています。
個包装化を行い次工程へ引き継ぎます
衛生管理の行き届いたラインで製造します
■包装・梱包ライン
製品をお店に並ぶ形に変えるのが包装・梱包ラインです。お客さまが実際に手に取る商品の状態を担うとても重要なラインです。しかし実はそれ以上に重要な作業を同時に行っています。
製品は製造したものが全て商品としてお店に並ぶわけではありません。どうしても商品としては適合しない不良(不適合品)が発生してしまいます。その不適合品がお客さまに渡らないように最終選別を行っているのが当ラインです。社内で設けた不適合品の基準を作業従事者全員が確実に理解した状態で作業を行い、お客さまに「安心・安全」をお届けしています。
製品を検品し安心安全をお届けします
私たちがまごころ込めて作っています
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